
新製品記者発表会に登場したピアニストの梅田智也さん
2020年に発売されたヤマハのグランドピアノ「C3X espressivo」。ピアノ指導者や上級者を中心に愛用されてきたが、2026年3月、さらに「表情豊かな演奏」を追求した新たな「C3X espressivo」が発売される。これに先立ち12月15日、横浜シンフォステージで新製品記者発表会が行われ、ピアニストの梅田智也さんも登場した。
今回発売されるのは、新たな「C3X espressivo」のほか、初めての投入となる「C2X espressivo」。「C3X espressivo」より奥行きが13 cm短く、コンパクトなサイズなのでレッスン室や家庭にも設置しやすい。両サイズとも、時間帯を問わず演奏を楽しめるよう消音機能の付いたモデルも初めて登場。これらはいずれも、ユーザーの声を受けて新たに取り入れられたという。
モデル名の「espressivo(エスプレッシーヴォ)」は、「表情豊かに」という意味の音楽用語(イタリア語)に由来。その名を体現すべく、多彩な音色を引き出す専用のハンマーが開発された。これまで以上に弾き方による音色の変化の幅が大きくなっている。また、打鍵の力を漏れなく伝える鍵盤アクションにより、弱音の微細なニュアンスの変化をコントロールできる点は、特に大きなこだわりだという。
記者発表会に登場した梅田智也さんは、まず「C3X espressivo」でJ.S.バッハ《チェンバロ協奏曲》BWV1056の第2楽章、次に「C2X espressivo」でショパン《ワルツ》op.18、そして最後にまた「C3X espressivo」でラフマニノフ《前奏曲「鐘」》を演奏した。
新しい「C3X espressivo」についての梅田さんの感想は、「艶のある音質がグレードアップした」というもの。「コンパクトなサイズを感じさせない力強いボリューム感」や「タッチの反応の良さ」も好感触だったそうで、「思い描く音色を素直に出すことができた」という。そして、ピアノから返ってくる音を感じながら練習する、自分の出した音と対話するように練習することの大切さに触れ、今回の両モデルはそれが実現できる楽器だと話した。

12月17日から、ヤマハミュージックの名古屋店と大阪なんば店で先行展示が始まっており、12月25日にはヤマハ銀座店でも始まる予定。各店舗で試弾の問い合わせも受け付けている。

「C3X espressivo」を演奏する梅田さん。手前に置かれているのが「C2X espressivo」


