ムジカノーヴァから生まれた書籍をご紹介します!
本書は、ドビュッシー『前奏曲集』において多くの人が難しさを感じるであろう箇所を、どのように解決していくかに目を向けた内容。まず冒頭で、理想とする音楽を実現するために必要となるテクニックの基礎がまとめて紹介されている。この「練習のアイディア」の章は、他作品にも応用できるものばかりで、本編でも度々登場する。
ドビュッシー『前奏曲集』への理解を深めたい人はもちろんのこと、日々の練習の質を高めたいと願う人たちに、多くの貴重な“ヒント”を提供してくれる1冊。
定価2,200円 (本体2,000円+税)
『ムジカノーヴァ』2009年4月号~2010年3月号への連載記事に大幅な加筆をしたもの。音大生やピアノ上級者をはじめ、教え方に悩むレスナーや、生涯ピアノを学んでいきたい初・中級者にもおすすめの一冊。ピアノの特性を生かしたテクニックの身に付け方、練習や暗譜の方法、適切な指使いの見つけ方、スタッカートやレガート奏法、装飾音や連打の奏法、音色・響き・ポリフォニーへの意識、テンポの捉え方などを、実際にレッスンをしている時のような口調で楽しく《語る》。とかく趣味や好みの問題になりがちなテーマについても、客観性を保つよう心掛けている。また、日本人への教授経験が豊富な著者ならではの視点は、他の「外国人の先生による書物」とは一線を画す。また、譜例や写真を豊富に盛り込むことで、紙上レッスンのカラーを前面に押し出している。
定価2,090円 (本体1,900円+税)
「ムジカノーヴァ」2010年4月号~2011年3月号連載の単行本化。連載記事から大幅に加筆修正している。ショパン・エチュードOp.10の各12曲を料理のレシピに見立て、その曲の特徴と具体的な練習方法を、ユーモアを交えて解説。ピアノ学習者にとっては必須であるショパン・エチュードの、ドゥヴァイヨンならではの効果的な練習方法やコツを習得できるのはもちろんのこと、各曲の全体像をより的確につかむ手助けともなる。
定価2,200円 (本体2,000円+税)
2013年2月刊行の同シリーズ『エチュード作品10の作り方』の続編。「ムジカノーヴァ」2011年4月号~2012年3月号連載の単行本化。連載記事から大幅に加筆修正している。ショパン・エチュードOp.25の各12曲を料理のレシピに見立て、その曲の特徴と具体的な練習方法を、ユーモアを交えて解説。ピアノ学習者にとっては必須であるショパン・エチュードの、ドゥヴァイヨンならではの効果的な練習方法やコツを習得できるのはもちろんのこと、各曲の全体像をより的確につかむ手助けともなる。
定価1,980円 (本体1,800円+税)
本書はバッハ『インヴェンション』がテーマではあるが、楽曲分析のみならず、ピアノ演奏・指導に必要な広範囲の事柄を学ぶことができる。『ムジカノーヴァ』連載(1990~94年/不定期)に加筆し単行本化するもので、指導歴約60年、能力・人格ともに備わった人物として知られる指導者による待望の初著書となる。
定価1,980円 (本体1,800円+税)
ドイツ留学中に局所性ジストニアを患い、現在は「左手のピアニスト」として活躍する著者が、身体の力を無駄なくピアノへ伝える方法を伝授する。月刊誌『ムジカノーヴァ』2019年12月号~2021年4月号の連載「なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る正しい奏法」の内容を大幅に改変・再構成しまとめている。ピアノの練習をすると「手や腕が痛くなる」「力んでしまってすぐに疲れる」と悩んでいる方、また、効率のよい練習方法を学びたい方にぜひ手にとってほしい一冊。
定価2,200円 (本体2,000円+税)
『ムジカノーヴァ』2021年8月号~2022年7月号連載「導入期のピアノレッスン 練習しない子のための教材選び」に加筆修正を行いまとめたもの。
本書では、両手同時奏(両手を同時かつ別々に動かすこと)を目標に、ピアノ演奏に必要な3つのスキル「音感・リズム感」「テクニック」「譜読み」の観点から、生徒一人ひとりに合わせた指導内容について、考え方と具体的な事例をお伝えする。
指導を始めたばかりのピアノ講師、教え方に悩む全ての方におすすめの一冊。
定価1,760円 (本体1,600円+税)
古典派の大作曲家ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの名曲ソナタへの導入として、ピアノ学習者であれば必ずといっていいほど学ぶ、ソナチネ。そんな教育的作品の名曲を集めた「ソナチネアルバム」は、19世紀から世界中で使用されている教本だ。ソナタの演奏に不可欠な曲の「形式」「和声」「調性」「拍節」などの知識や感覚はソナチネ(=小規模なソナタ)で習得しておかなければならない。本書ではそれらを、著名演奏家からの信頼も厚い実力派ピアニスト佐藤卓史が伝授。雑誌『ムジカノーヴァ』人気連載に曲を追加し加筆再構成したピアノ指導者、学習者必携の1冊!
定価2,200円 (本体2,000円+税)
幼児期の身体的・精神的な特性を取り上げ、それらを生かしたピアノ・レッスン法を提案する。著者が独自に考案した読譜指導法や、幼児期以降の子どもが無理なくステップアップしていけるアプローチ法(スケールの細分化など)を紹介。導入期の生徒を混乱させないためのポイントが随所にちりばめられている。また、発達心理学の専門家によるコラムを加え、読者にとって有益な情報を多く盛り込む。導入期におけるレッスン・アプローチに悩むレスナーに限らず、子どもにピアノを習わせている親なども知っておきたい内容が満載。「ムジカノーヴァ」連載(2014年10月号~2016年1月号)でも大反響を得、待望の単行本化。
定価1,210円 (本体1,100円+税)
言葉がけの第一人者として年300回以上の講座・セミナーを行ってきた著者が、スポーツ指導の現場からビジネス、官公庁、学校、PTA、子育て…とその対象分野を広げてきた「ペップトーク」(本場アメリカのスポーツ指導の現場でつかわれる人を励ますための短い言葉)。
ピアノ指導者(『ムジカノーヴァ』)、吹奏楽指導者(『バンドジャーナル』)、小学~高校音楽科教諭(『教育音楽』)、指揮者(『音楽の友』)が、どのような言葉がけをし、どのような悩みを抱えているのか、を著者とともに音楽之友社言葉がけ研究会が各雑誌で特集・取材。音楽にかかわる指導者が、生徒たちから「やる気」や「最高の演奏」を引き出すための言葉がけのメソッドを学び、具体例をもとに応用力を養ってもらうための1冊。
定価1,760円 (本体1,600円+税)
『ムジカノーヴァ』にたびたび登場している著者によるプレイヤー向け記事に大幅加筆。ピアノに限らず器楽・声楽全般が対象。学術的裏付けと、中高生から読める手軽さを両立するハンドブック。従来、演奏の現場で「こころ」「精神力」「メンタル」などと曖昧にくくられブラックボックス化されてきた演奏時の心理を、5つの「こころの技術」として解きほぐす。トレーニングすることで誰でも身につけられる「練習力」「本番力」「演奏力」を獲得し、演奏パフォーマンス向上につなげる。
定価1,540円 (本体1,400円+税)
本書は「コードを聴きとる耳」を育てる、コードネームの入門書である。学習者、指導者のために作られているが、まだ楽譜が読めない生徒でも取り組むことができる。特に、脳の中の”聴く”領域が伸びる幼児のうちに取り組めば、より成果が上がる。全体は、コードのしくみや「C」のさまざまなコードの響きを聴いて覚える【コード編】、コード進行を学ぶ【ドミナントモーション編】の2部分に分かれ、豊富な曲例ととともに、響きの流れを感じ、音楽のしくみに興味が持てるように工夫されている。
定価2,200円 (本体2,000円+税)
品切
『ムジカノーヴァ』2009年4月号~2010年3月号連載の単行本化。どの版(エディション)を使用するかはピアノ演奏者にとって重要な問題。本書は校訂者や作曲家の意図を知り、自身の目的に見合った版を選ぶ力を育てることをねらいとしている。ピアノ学習者(中~上級)がレッスンでよく弾く曲を作曲家別に取り上げ、ヘンレ版・標準版・ウィーン原典版や自筆譜を比較する。「版ごとの違いはどこにあるのか。なぜ校訂者はそのような判断を下したのか。初版はどうなっていたのか。作曲家は実際にはどう考えたのか」などを、譜例を使いながら紐解いていく。
品切
『ムジカノーヴァ』2012年4月号~2014年9月号に連載された「高橋千佳子先生の音を感じる新曲視唱」を1冊にまとめ、加筆修正を行なったもの。
器楽で「歌う」ためには、その元となる「歌う」行為を習得するべきである。本書では、調性、和音、音のつながりを味わう「相対音感」を手に入れることを目指す。
楽器のレッスンに入る前の段階、または楽器のレッスンと並行しての使用に最適。3~12才位の生徒を教える先生に贈る。
品切
「ドビュッシーのピアノ作品の真髄」と著者が考えるのが《24の前奏曲》。本書ではこれら24曲を11の「島」(植物、風、文学、ユーモア、神秘、過去、静寂、踊り、旅、不思議、ヴィルトゥオーゾ)に分類し、それぞれの作品の特徴をユーモアも交えながら解説。多くの譜例を用いながら、具体的な練習方法も提示する。ドビュッシー自身の言葉や、影響を受けた文学、絵画などにも触れた、ドビュッシー作品のエッセンスがつまった一冊である。「ムジカノーヴァ」連載(2012年4月号~2013年5月号)の単行本化。連載記事から大幅に加筆修正している。