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発達凸凹ちゃんのピアノレッスンは「観察」が出発点~アセスメントで「できる」入口を探す

ONTOMO MOOK「ムジカノーヴァ・シリーズ」~『発達凸凹ちゃんのピアノレッスン』刊行記念!福田りえ先生講座レポート

10月16日、新刊『療育的アプローチで伸ばす 発達凸凹ちゃんのピアノレッスン』の刊行を記念したフォローアップセミナー(全4回・オンライン)第1回として、音楽療法士でピアノ指導者の福田りえ先生による講座「発達凸凹の“困った”を理解しながら 生徒を伸ばすアセスメントレッスン」が開催されました。その模様を駆け足でお届けします。

取材・文-編集部

*アセスメントとは:観察して評価し、次の支援につなげること

レッスン中に立ち歩く、鍵盤に向かわない、突然泣きだす、ピアノの下に潜り込む……。こうした“困った”行動の背景には、感覚過敏や課題が難しすぎる、レッスンの見通しが持てない、失敗への恐怖心などが隠れているかもしれません。

福田先生は、「できない」ではなく、「できる」入口を探しましょうと呼びかけます。診断名や、親御さんからの「ことばが遅い」といった情報だけでレッスンを設計することはできません。目の前の子どもの得意なセンサーを観察することが、スタートラインになります。

応用行動分析学(ABA=Applied Behavior Analysis)では、「この子はやる気がないのかな」「反抗的な気持ちなのかな」などと子どもの感情を推測するのではなく、目に見える客観的な事実=子どもの行動だけに着目します。

行動が起こった直前の状況(レッスン中だけでなくレッスン前のこともある)が関係していることが多いので、その行動がなぜ起きたのか、背景を考えてみましょう。そこから複数の仮説を立てて、指導方法を工夫したり、レッスン環境を調整していきます。そして、結果を検証していくことも忘れずに。この方法なら、指導者の気持ちが波立つこともなくなりますね。

レッスン動画で同じお子さんの経年変化を確認したり、レッスンの進め方の具体的なヒントもたくさん。支援に役立つレッスングッズの紹介もありました(『療育的アプローチで伸ばす 発達凸凹ちゃんのピアノレッスン』p30参照)

観察結果を指導のヒントに変換しよう

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