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ヤマハのエレクトーンが12年ぶりにフルモデルチェンジ

写真左より、ヤマハミュージックジャパン代表取締役社長・松岡祐治氏、エレクトーンプレイヤー川上天馬氏、大畑莉紗氏、ヤマハ執行役員・阿部征治氏

ヤマハ株式会社は、エレクトーン「STAGEA」の新製品として、12年ぶりのフルモデルチェンジとなる「ELS-03」シリーズを2月21日に発売する。これに先立ち、1月21日に横浜シンフォステージにて新製品記者発表会が行われ、エレクトーンプレイヤーの川上天馬さん、大畑莉紗さんも登場した。

写真:ヤマハ株式会社提供


ヤマハ エレクトーン STAGEA『ELS-03XF』

28万人の生徒が通うヤマハ音楽教室で、ピアノと共に中核を成すエレクトーン。上下2段の鍵盤と足鍵盤を使い、全身でメロディー・ハーモニー・リズムを表現できる楽器だ。
今回発売する「ELS-03」シリーズは、スタンダードモデル「クラスG」と、新開発のFSX-i鍵盤を搭載したフラッグシップモデル「クラスX」で構成されている。主な特徴は、以下の4つ。

⚫️ライブエクスプレッションコントロール
エレクトーンには、事前に音色やリズムなどの様々な効果を組み合わせて1つのメモリーに記録し、演奏中に切り替える「レジストレーション」という機能がある。「ELS-03」シリーズには、上下の鍵盤の間に配したメモリーボタンだけでなく、足元にエクスプレッションペダル、フットスイッチがあり、両手足で操作できる。また、手元の鍵盤には9本のスライダーを初搭載。物理的なつまみで調整することで、演奏中のインスピレーションでさらに自由に変化をつけられるようになった。

⚫️アフタータッチ
エレクトーンには、ピアノと同様に打鍵時の強さで音が変化する「イニシャルタッチ」だけでなく、さらに鍵盤を押し込むことで、音が消えるまでの変化をコントロールする「アフタータッチ」がある。「クラスX」には、新開発のFSX-i鍵盤を採用。1鍵ごとに圧力を感知するポリアフタータッチで、和音のバランスなどの繊細な表現も演奏に反映できるようになった。

⚫️オルガンサウンド
ヤマハが独自に開発したVCMオルガン音源は、トーンホイール方式のビンテージオルガンを部品レベルで分析し、デジタル上で忠実に再現したもの。臨場感あふれるオルガンサウンドを堪能できる。

⚫️パフォーマーセントリックサウンド
奏者を立体的に包み込むような音響で、音楽への没入感を得られる。ボリュームを絞ったときにもバランスが崩れにくいように設計されており、ヘッドフォンを着用していないときでも心地良く演奏することができる。

大畑莉紗さん
川上天馬さん


ミニライブには、エレクトーンプレイヤーの大畑莉紗さんと川上天馬さんが登壇。
1曲目は1つのレジストレーションのみを使い、大畑さんはクラシック、川上さんはポピュラーのアプローチで《ロンドンデリー・エア》を演奏した。
2曲目は、川上さんがオリジナル曲《ゲット・レディー》を演奏。「ELS-03」シリーズにちなんだ3拍子で、ウォーキングベースが印象深い、ニュージャックスイング・スタイルの曲だ。
大畑さんは、オーケストラのように様々な楽器の音色を組み合わせた、《パガニーニの主題による変奏曲》のアレンジを披露した。
川上さんは「10個以上のパラメータをリアルタイムで操作するのは、エレクトーンならではの楽しみ。1曲目はエフェクトのかけ方や組み合わせで、変化をつけました。2曲目はスライダーの機能を多用して作ったものです。今まで以上に音づくりの幅が広がりました」。
大畑さんは「1曲目はスライダーの機能でボリュームやテンポを変え、バランスを調整して楽器の自然なフェードインやアウトをつくりました。以前は多くのレジストレーションを使わないとできなかったことが、新しい機能でシームレスに表現できるようになりました。また、エレクトーンでクラシックを演奏するときは、特にアフタータッチの表現が大切だと感じています。その値をより細かく設定できるようになったので、2曲目に使った尺八や琴のように、和楽器特有の揺れや息遣いもよりリアルに表現できると感じています」とコメントした。

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